お知らせ
2026/07/29
JC-STAR制度への当社の対応について
近年、分散型電源を標的としたサイバー攻撃のリスクが高まる中、地政学やエネルギー安全保障の観点からも、電力システム全体の信頼性および安全性を確保するため、送電網に接続する設備に対するサイバーセキュリティ対策が強化されています。
こうした背景を受け、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が運営する「セキュリティ要件適合評価及びラベリング制度(JC-STAR)」が2025年に開始されました。本制度は蓄電池セルや蓄電池本体ではなく、エネルギーマネジメントシステム(EMS)やパワーコンディショナ(PCS)などの通信機能を有するIoT機器を対象としており、特別高圧・高圧に連系する設備では2027年4月以降、低圧設備では同年10月以降の接続申込みを対象として、JC-STAR★1以上の取得が求められる予定です。
当社は、本日公表したプレスリリースでお知らせしたとおり、JC-STAR制度の導入を見据え、日本市場向けに設計した高圧向けEMSを開発いたしました。このEMSは需給調整市場に対応したEMSコントローラーで、2026年7月8日付でJC-STAR★1を取得し、その後、同年7月28日付で適合ラベル(認証ロゴ)の発行を受けております。(詳しくは2026年7月29日付のプレスリリース「当社初の自社開発EMSがセキュリティ基準「JC-STAR」適合ラベルを取得」をご覧ください)
開発したEMSは、当社が取り扱うすべての蓄電池システムに適用するものではありませんが、製品仕様や用途に応じて、当社EMSまたはJC-STAR認証を取得した他社製EMSを組み合わせることで制度要件への対応が可能であり、現時点において本制度への対応が当社の蓄電池事業へ重大な影響を及ぼすことは想定しておりません。
EMSについては、高圧向けに加え、今後は低圧向け・家庭用EMSについても順次開発を進め、製品ラインアップの拡充を通じて、蓄電池事業全体の付加価値向上と中長期的な収益機会の拡大を目指してまいります。
また、当社では海外メーカー製の蓄電池も取り扱っておりますが、採用にあたっては価格競争力のみを重視するのではなく、性能、品質、サプライチェーンの信頼性、製品のセキュリティ体制、各種認証の取得状況などを総合的に評価したうえで製品を選定しております。当社が取り扱う海外メーカーには中国メーカーも含まれますが、特定の国やメーカーへの過度な依存は事業継続上のリスクになり得ると認識しており、国際情勢や政府の安全保障政策、市場環境の変化なども注視しながら、国内メーカーや中国以外の海外メーカーも含めた調達先の多様化を継続的に進めております。
今後もJC-STAR制度の運用や関係当局の公表内容を注視しながら、制度変更に適切に対応するとともに、安全性・信頼性を確保した蓄電池システムおよび関連サービスの提供を通じて、お客様に安心してご利用いただける環境づくりに努めてまいります。
当ニュースに関するお問い合わせ
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